6月20日
昔は食べ物も着るものも大変な労力が必要で、だからみんなに行き渡らなかった。
鎖国を経て、日本は独自の文化を成長させて行った。
着物、住居、履き物、食べ物…
橋、建物…
日本の土地に合った、工夫がされていた。
台風や洪水がおきても大丈夫な橋。
木々。
歴史が積み重なって、経験が積み重なって、
いいアンバイで文化が育っていたんだろうなぁ…
夏の日差しはさえぎる、冬の日差しは入りこむ角度の屋根。
かまどから煙が屋根裏へあがって、ネズミや虫が寄りつかない構造。
そんな文化が…
戦争でリセットされてしまった。
そこでまた、1から日本は経済を建て直していった。
…はじめは食べるだけで一苦労で。
でも、この建て直している間…
色々と…改変されてしまったんだろうなぁ。
…進んだ先にあるのは、
高品質な食べ物が、みんなにいきわたる豊かな世界…
そのはずなのに。
相変わらず、高品質なものはみんなに行き渡らない。
みんなに行き渡るのは、
本物と偽物の割合が少しずつ違う食べ物。
社会が豊かになれば、
本物を安く手に入れられるようになると思うのに。
本物は高いから、偽物を混ぜて安くしたものばかりが溢れている。